新加入した秋山の打順は マクブルームの直前の3番が有力だ

マクブルームがどこまで〝大化け〟するか

新加入した秋山の打順は、マクブルームの直前の3番が有力だ。助っ人がロイヤルズ時代の20年にはメジャーの舞台でレッズと対戦した経験もある。「(秋山は)素晴らしい選手。さらに素晴らしい人格者ということも分かった。西川も戻ってくれば、すごいチームになるんじゃないかな」。故障で離脱中の西川と秋山で中軸を形成できれば、チームの得点力が上がるに違いない。その2人がそろうまでは、4番のさらなる奮起が求められる。

本塁打は6月19日のヤクルト戦以来10試合ぶりとなった。マクブルームが本塁打を放てば7戦6勝、3安打以上なら3戦3勝、打点を挙げれば4連勝。4番の一打が勝利に近づくことは間違いない。

同関係者は続けて「ロイヤルズはもちろん、他のMLB複数球団のスカウトたちもマクブルームの日本における今後のプレーを注視している。彼がNPBで本格的にブレークし、再びメジャーへUターンするような強打者となることも十分に考えられるからだ」とも打ち明けた。

ジメジメと湿っぽいチームの雰囲気を変えたのは4番だった。ヤクルトに同一カード3連敗を喫して迎えた巨人戦。マクブルームが先制打にダメ押し弾でナインを勇気づけた。

マクブルームをよく知るメジャー関係者は「ロイヤルズの球団内でも『きっかけさえあれば大きな成長を遂げる』と言われていた。もともと彼は向上心も旺盛で新しいことを吸収しようという意欲が高い。性格も非常に真面目で勤勉だから日本向き。新しい環境になり、NPBで大化けする可能性は大いにある」と話す。

マクブルームがどこまで〝大化け〟するか。その暴れっぷりに注目だ。

(セ・リーグ、広島─ヤクルト、16回戦、9日、マツダ)広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が「特例2022」で出場選手登録抹消となった。球団によると、発熱と体調不良の症状があったため今回の措置を取ったという。

【広島・マクブルームと一問一答】“苦手”なお立ち台でファンに感謝「サポート、ありがとうございます」

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