台風一家とは 台風一過の間違った使われ方です
一方、「先週から今週にかけての社内状況は台風一過でした」「忙しい仕事が終わって台風一過のような気分です」などの文中で使われている台風一過は、「騒動が収まり晴れ晴れとすること」の意味で使われています。
台風一家とは、台風一過の間違った使われ方です。
正しい言葉である台風一過を使った分かりやすい例としては、「台風一過の街を歩きました」「一夜明けると台風一過の晴天となっていた」「台風一過の後は澄み切った空が広がっていた」「引っ越しが無事終わったので台風一過のような気分です」などがあります。
台風一家と台風一過を間違えてしまう理由としては、発音が同じなのに加え、「一過」という漢字は日常的にはあまり使わないので、慣れ親しんでいる漢字の「一家」を使ってしまうのが原因です。
同じ「たいふういっか」という読み方の「台風一家」と「台風一過」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
「台風一過の青空」「台風一過の秋晴れ」「台風一過にならない」などが、台風一過を使った言い回しになります。
台風一過は元々、台風が通り過ぎたあと晴れ渡って良い天気になることの意味で使われていましたが、それが転じて、騒動が収まり晴れ晴れとすることの意味でも使われるようになった四字熟語です。
この言葉がよく使われる場面としては、台風一過という言葉を間違えて台風一家と表現している時などが挙げられます。
台風一過とは、台風が通り過ぎたあと晴れ渡って良い天気になることを意味しています。その他にも、騒動が収まり晴れ晴れとすることの意味も持っています。
「台風一過で素晴らしい秋晴れです」「台風一過の青空で風が心地良いです」などの文中で使われている台風一過は、「台風が通り過ぎたあと晴れ渡って良い天気になること」の意味で使われています。
台風一家と台風一過どちらを使うか迷った場合は、台風一家は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の台風一過を使うようにしましょう。
台風一家という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、台風一過を間違えて使っている可能性が高い言葉です。
台風一過の「台風」は元々「颱風」と表記されていましたが、現在では「台風」を使うのが一般的です。
台風一家という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、台風一家ではなく、台風一過と表現するのが正しい使い方です。
台風が過ぎた後に晴れる、すなわち台風一過になる理由は台風が湿ったエネルギーを全て吸い込んで高気圧になるからです。しかし、必ず晴れるということはでなく、台風一過にならないこともあると覚えておきましょう。