アーサー王にエクスカリバーを授ける湖の乙女

エクスカリバーはアーサー王伝説の初期から登場している

ラモール(Sagramore of Hungary, Sagremor)はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士。「勇猛なる」(The Impetuous)「望み強き」(Le Desirous)など多くのあだ名を持つ。クレティアン・ド・トロワを始めとするアーサー王物語の初期の作品に多く登場し、作品群のすべてに名前が見えるが彼の設定は作品ごとに大幅に異なる。.

ウィリアム・モリス『王妃グィネヴィア』 ジョン・コリア『グィネヴィア王妃の五月祭の祝い』(1900年) グィネヴィア(Guinevere)は、伝説的な人物で、アーサー王の王妃。グニエーヴル、ギネヴィア、グェネヴィア、グィナヴィーア、グウィニヴィア、グインネヴィア、グウィネヴィアなど多数の表記がある。 グィネヴィアで最も有名な話は、円卓の騎士長ランスロットとの不倫で、その話が最初に出てくるのは、フランスの吟遊詩人クレティアン・ド・トロワの『ランスロまたは荷車の騎士』(1165-1195年頃)の中である。この題材は、13世紀初期のランスロ=聖杯サイクルにはじまって、後期流布本サイクル、トマス・マロリーの『アーサー王の死』まで、アーサー王物語の中で繰り返し取り上げられた。2人のアーサー王への裏切りが王国を滅亡させるという筋である。.

ンスタンティン(Constantine、6世紀)は、イングランド西南部・ドゥムノニアの王。ラテン語ではコンスタンティヌス(Constantinus)。ウェールズ語ではキステニン・コルネイ(Custennin Corneu、「コーンウォールのコンスタンティン」の意)。実在のコンスタンティンは一地方の王に過ぎず暴君であったが、後に聖人伝説が作られ、さらにアーサー王伝説に組み込まれて聖王アーサーの後継者、全ブリテンを統べる王コンスタンティン3世(Constantine III)として伝えられるようになった。.

フラウィウス・クラウディウス・コンスタンティヌス(Flavius Claudius Constantinus, 生年不詳 - 411年9月18日以前)は、西ローマ帝国の将軍・簒奪皇帝(407年僭称)・共同皇帝(在位:409年 - 411年)。 407年に駐在地のブリタンニアで西ローマの共同皇帝コンスタンティヌス3世を僭称し、409年にホノリウス帝から承認されるも、411年に敗北して処刑された。 コンスタンスとユリアヌスという息子がおり、前者はコンスタンス2世として409年 - 411年、父と共同皇帝になっている。 12世紀の偽史『ブリタニア列王史』でアーサー王伝説に組み込まれ、ブリテン王コンスタンティン2世として登場。コンスタンス、ヴォーティガーン、オーレリアン・アンブロジアス(アンブロシウス・アウレリアヌス)、ユーサー・ペンドラゴンの父とされており、ユーサーを通じてアーサー王の祖父になる。.

300px 円卓の騎士(えんたくのきし、Knights of the Round Table)とは、アーサー王物語においてアーサー王に仕えたとされる騎士。円卓の騎士に関するもっとも古い記述はウァースの著作にみられる。 その名はキャメロットの城にある円卓を囲んだことに由来する。上座下座のない円卓が用いられたのは、卓を囲む者すべてが対等であるとの考えからである。.

ラハッド卿(Sir Galahad、ギャラハッド、ガラハド、ガラードとも) はアーサー王伝説や聖杯伝説に登場する円卓の騎士の1人。聖杯を見つけた3人の騎士のうちの1人でもある。.

レティアン・ド・トロワ クレティアン・ド・トロワ(クレチヤン・ド・トロワ、Chrétien de Troyes)は12世紀後半のフランスの詩人で、騎士道物語(ロマンス)をうたうトルヴェール(吟遊詩人)として評判を博した。彼の生涯に関してはほとんど知られていないが、フランス北部シャンパーニュ地方の首都トロワ(Troyes)の出身と思われる。少なくともシャンパーニュ地方の生まれであることは確実とされる『クレティアン・ド・トロワ『獅子の騎士』 - フランスのアーサー王物語』 菊池淑子 訳、平凡社、1994年11月。ISBN 978-4-582-33317-6、185~187頁ジャン・フラピエ(ドイツ語版)著 『アーサー王物語とクレチヤン・ド・トロワ』 松村剛 訳、朝日出版社、1988年12月。ISBN 978-4-255-88040-2、12~17頁。彼は1160年から1181年までの間、シャンパーニュ伯アンリ1世の夫人でフランス王ルイ7世とアリエノール・ダキテーヌの娘、マリー・ド・シャンパーニュのパトロネージを受けて宮廷に仕えた。 クレティアンのアーサー王をうたった物語詩は、中世ヨーロッパ文学の最良の成果といえる。また、彼の詩がアーサー王物語や聖杯伝説の変容と普及に果たした役割は非常に大きい。.

ングラン(Gingalain)はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士。ガウェイン卿の息子とされ、中世のロマンスには彼の物語が多く残されている。通称は版によって異なる場合があるが、ル・ベル・アンコニュ(Le Bell Inconnu)、ザ・フェア・アンノウン(The Fair Unkwon)。どちらも表記がフランス語か英語かの違いであって、意味するところは「無名の美男子」。英語版では『リベアウス・デスコヌス』に登場し、知られている。フランスでは、ルノー・ド・ボージュ(Renaut de Beaujea)の『ル・ベル・アンコニュ』 、現存はしていないが13世紀の写本、『Gliglois』で主人公を務めている。はっきりとはしていないが、『Gliglois』はガウェインの息子である人物、あるいはその他のフェア・アンノウンの物語群に属するものと考えられている。.

レイン(Elaine)は、アーサー王物語に比較的良く登場する女性の名前。特に、ランスロット卿の周囲には多くのエレインが登場する。由来として、「エレイン」はギリシア神話に登場する世界一の美女、「ヘレネー」のフランス語読み。このため、「美しい女性」というようなニュアンスがあり、かなり多用される傾向にある。なお、「アーサー王物語」は「エレイン」に限らず、フランス風の名前を持つものがかなり存在するが、これは「アーサー王物語」がフランスで発達し、それがイギリスで逆輸入されたさい、フランス語表記がもてはやされたため。他に、エクター・ド・マリス卿、ガレス卿のあだ名ボーメン、ラ・コート・マル・タイユ卿などもフランス語である。.

アーサー王にエクスカリバーを授ける湖の乙女。アルフレッド・カップス(Alfred Kappes, 1880年)。 エクスカリバー(Excalibur)は、アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。同じくアーサー王伝説に登場し、アーサーの血筋を証明する石に刺さった剣と同じものとされることがあるが、別物とされることもある。 エクスキャリバー、エスカリボール、エクスカリボール、カリバーン、キャリバーン、コールブランド、カリブルヌス、カレトヴルッフ、カレドヴールッハなど様々な異称があるが、これらは英語、フランス語、ラテン語、ウェールズ語の発音の違いや写本の表記の揺れで生じたものであり、すべて同じ剣を指す言葉である。エクスカリバーはアーサー王伝説の初期から登場している。.

アーサー・ヒューズの描くガレス(1908年)。 ガレス(Gareth)は、アーサー王伝説に登場する、伝説上の人物。「円卓の騎士」の1人であり、ガウェイン卿の末弟にしてアーサー王の甥に当たる人物。「ボーマン」(Beaumains)とも呼ばれることがある。兄であるガウェイン卿や、ランスロット卿から非常に愛されており、彼の死がガウェイン卿とランスロット卿の関係を修復不能なものとし、ひいては円卓の騎士の崩壊につながることになった。 彼の冒険は典型的に「フェア・アンノウン」の物語となっており、特にラ・コート・マル・タイユの物語とかなりの部分に共通性が見られる。.

イ卿(Sir Kay, Ceiとも)は、アーサー王伝説等に登場する伝説の人物で、円卓の騎士の一人。エクトル卿の子でアーサー王の義理の兄(乳兄弟)にあたる。他にカイ、カイウス、カ、クーとも。.

いきなりだが皆さんはアーサー王伝説と云う物語をご存じだろうか?

マーリンはアーサー王に助言する。ギュスターヴ・ドレ画 『国王牧歌』(こくおうぼっか、Idylls of the King)は、イギリスの詩人アルフレッド・テニスンによる詩。12の物語詩からなる。アルバート公に献捧され、1856年から1885年の間に出版された。アーサー王伝説を題材にしており、アーサー王や円卓の騎士たちが登場する。 基本的には、トマス・マロリーの『アーサー王の死』、『マビノギオン』に従う形式だが、かなりテニスンによる脚色も加えられている。その顕著な例としては、アーサー王の妻・グィネヴィアである。マロリー版ではグィネヴィアは不貞が発覚すると火刑台にかけられ、処刑されるところをランスロット卿に助けられている。だが、『国王牧歌』ではグィネヴィアは修道院に逃げ込み、悔い改めるとアーサーに許され、以後は死ぬまで修道院で暮らすことになる。また、テニスンは登場人物について、それまで使われていた名前の綴りを韻律に合うように改めたりもしている。 形式として、基本的にはブランクヴァースを採用している。.

ウェイン卿と緑の騎士 ガウェイン(Gawain)は、アーサー王物語に登場する伝説上の人物。フランス語名はゴーヴァン。 「円卓の騎士」の1人で、アーサー王の甥に当たる。オークニー王ロトとアーサーの異父姉モルゴースの子。弟にガヘリス、ガレス、アグラヴェイン、異父弟にモルドレッドがおり、息子にはフローレンス卿、ロヴェル卿、ガングラン卿がいる。.

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