合わせてバイオシミラーの目標や使用推進策の話題をお届けします

公開日:2021/01/07
後発医薬品の使用促進策、バイオシミラーやフォーミュラリーを加えた新たな目標設定に向けた国内の動向をお伝えします。あわせて、病院における新型コロナウイルス感染症緊急包括交付金の申請状況と共に政府の病院への総合経済対策の現状をお届けします。

低分子後発品の置き換え率のように「数量」で測定する方法は、承認品目数が少ないバイオ後続品では新しい品目が承認されると、計算式の分母が一時的に大きく変わるため、目標設定としてはなじまない。日本バイオシミラー協議会が提案している「医療費適正効果額」など様々な評価指標の中からバイオ後続品の特性に合った最適な指標を採用し、早期に目標値を決定してほしい。

公開日:2021/02/01
後発医薬品の使用割合や国の促進策、バイオシミラーやフォーミュラリーを加えた新たな目標設定に向けた国内の動向をお届けします。

公開日:2022/03/09
2022年度診療報酬改訂の中でもインスリン、バイオシミラーに関するポイントをピックアップしています。
「かかりつけ医・かかりつけ薬局の機能の更なる評価」や「バイオシミラーを含めた後発医薬品の更なる使用促進」について解説しておりますので、ぜひともご参照ください。

公開日:2021/06/02
2021年4月27日に開催された経済・財政一体改革推進委員会 社会保障ワーキング・グループで、2023年度末までに全都道府県で後発医薬品使用割合80%以上という目標設定が公表されました。合わせてバイオシミラーの目標や使用推進策の話題をお届けします。

6月7日に「経済財政運営と改革の基本方針2022新しい資本主義へ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太の方針2022)が閣議決定された。● 我が国を取り巻く環境変化(新型コロナウイルス感染症、ロシアのウクライナ侵略、気候変動問題等)や国内における構造的課題(輸入資源価格の高騰、人口減少・少子高齢化、潜在成長率の停滞、災害の頻発化・激甚化等)など、内外の難局が同時かつ複合的に押し寄せている。● 新しい資本主義に向けた重点分野として、人への投資と配分、科学技術・イノベーション、スタートアップ、グリーントランスフォーメーション(GX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資。● 経済安全保障の強化として、医薬品等を始めとする重要な物資について、供給途絶リスクを将来も見据えて分析し、物資の特性に応じて、基金等の枠組みも含め、金融支援や助成などの必要な支援措置を整備することで、政府として安定供給を早急に確保する。● 医療費適正化計画の在り方の見直しや都道府県のガバナンスの強化など関連する医療保険制度等の改革を進める。● 経済安全保障や「医薬品産業ビジョン2021」等の観点も踏まえ、医薬品の品質・安定供給の確保とともに創薬力を強化し、様々な手段を講じて科学技術力の向上とイノベーションを実現する。医薬品産業政策の取組を継続していく観点からKPIの重要性について言及しており、創薬力の強化等に向け、KPIを設定し、取り組みを進める。● OTC医薬品・OTC検査薬の拡大に向けた検討等によるセルフメディケーションの推進、ヘルスリテラシーの向上に取り組む。● バイオシミラーについて、医療費適正化効果を踏まえた目標値を今年度中に設定し、着実に推進する。今回は特に薬価やジェネリック医薬品に対しての記載はなかった。 骨太の方針でも示されているように内外の難局が同時かつ複合的に押し寄せており、医薬品産業は経済安全保障の観点からも大きな責務を負っているが、2020年末以降に複数の会員企業による品質や製造管理に係る不適正な事案が発生し、現在も多くの品目で供給不安が生じている。 ジェネリック医薬品の信頼回復に向けて、会員会社・業界が一丸となって「信頼回復に向けた取り組み」を進め、コンプライアンス・ガバナンス・リスクマネジメントの強化、品質確保と安定供給の取り組みを継続、しっかり情報開示をして医療の質の向上に貢献し続けなければならない。

おすすめの記事